レハール 「微笑みの国」より 「君こそわが心のすべて」


レハールはハンガリーに生まれウィーンでオペレッタ作曲家として名声をあげました。ワルツ「金と銀」で一躍有名となり、代表作「メリーウィドウ」で良く知られています。1929年作曲の「微笑みの国」も彼の傑作オペレッタです。
微笑みの国(中国)からウィーンに来た外交官スーチェンに恋した伯爵令嬢リーザは周囲の反対を押し切りともに中国に渡るも、異国のしきたりにとまどう彼女、あげくは中国では4人の女と結婚するものだというスーチェン、裏切られた思いのリーザは逃げ帰ろうとするも軟禁されてしまい、、、

「君こそわが心のすべて」は劇中スーチェンがリーザに愛を歌ったものです。

{歌詞}

私の心はすべて君のもの 君のいない所には私もいることはできない
もし日の光が花にキスしなければ、花がしおれてしまうようなものだ

私の最も美しい歌は君のものだ その歌はただ愛だけによって咲いたものだから
愛する人よ 私にもう一度言ってくれ あなたを愛していると!

どこへ行っても 私は君を近くに感じる
君の吐息を吸い 足元にひざまづいて祈りたい 

君の輝く髪はなんて素敵なんだ
君の輝くまなざしは美しい憧れの夢だ
君の声は音楽のようだ!