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同志社交響楽団OBオーケストラより発足した、アマチュアオーケストラです。
■カンマーフィルハーモニー京都 第20回定期演奏会のお礼
カンマーフィルハーモニー京都第20回定期演奏会にご来場いただき、ありがとうございました。
今回の演奏会は∞私があなたを愛することを知っている∞:愛するゆえの悲劇、そして生と死が描かれた音楽を通して、あらためて愛の大切さに思い至るように願いをこめて開催いたしました。
プレコンサートといたしまして、今年没後150年となるビゼー作曲、NHKのみんなの歌で編曲し放送され、愛唱歌となっている、「小さな木の実」を演奏。来場いただいた皆様にも歌っていただき、ともに音楽を奏しました。
幕開けにはサン=サーンス作曲、歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」を演奏。強烈で色彩豊かなオーケストラ音楽ですが、このオペラの舞台であるガザの地に早く平和が訪れることを祈りつつ演奏いたしました。
ビゼーの代表作である「アルルの女」を本来の物語構成にし直し、ナレーションを付けてカンマーフィルハーモニー京都版として演奏いたしました。ドーデが創作したストーリーにビゼーの素晴らしい音楽が添うことで、愛と死の世界が劇的に、そして美しく表現されていることに驚嘆しつつ、芸術家の創造した世界に浸ることができました。
チャイコフスキーの最高作品ともされる代表曲:交響曲第6番「悲愴」。人生において情熱、愛、勝利、そして避けられない死について、音世界を通して体験。最後に到達した深遠な音楽がホール一杯に広がり、そしてその向こう側に消え入る瞬間まで、来場いただいた皆様と体験できる感動を胸に演奏いたしました。
アンコールといたしまして、チャイコフスキーのバレエ音楽「眠れる森の美女」より「ワルツ」を奏しました。死(眠り)から再生を経て幸福な愛の結末を迎えるこの曲で、演奏会を締めくくらせていただきました。
次回第21回定期演奏会は2026年2月22日、京都コンサートホール・大ホールにて開催いたします。
どうぞ来場いただきますよう、よろしくお願いいたします。

■カンマーフィルハーモニー京都 第19回定期演奏会のお礼
2024年10月13日、京都コンサートホール:大ホールにおきまして第19回定期演奏会を開催いたしました。
今回の演奏会は「青春交響曲!その光と影」をテーマに、偉大な芸術家が若き日に作曲した作品が現代を生きる私たちの心にどのように響くのか?来場いただきました1000名を越える皆様とともに体験いたしました。
プレコンサートとして、リヒャルト・シュトラウスが18歳で作曲した「13管楽器のためのセレナード」を当団オーケストラトレーナーの三村先生に指揮いただき、若々しく芳醇な管楽器合奏を皆様とともに楽しみました。
幕開けにはイタリア遊学を終えたモーツァルト16歳の弦楽合奏曲「ディベルティメントK.136」を弦楽演奏本来の立奏によって演奏。若い躍動感と優美さあふれる傑作曲で、あらためてモーツァルトの天才性を感じ入りつつ楽しく演奏させていただきました。
25歳のシューベルトが創造した「交響曲第7番 未完成」誰もが知るこの深遠な曲を冒頭の主題から味わいつつ演奏いたしました。団員皆この素晴らしい音楽に集中して奏するとともに、来場いただいている皆様とともに秀逸な音楽の世界へと踏み込むことができたのではと思います。
本演奏会メイン曲といたしましたマーラー作曲「交響曲第1番」20歳半ばでこれからの音楽人生の将来を世に問うたこの交響曲。大規模編成オーケストラの機能をフルに活用して音楽への思いのたけを表現されています。わたしどもオーケストラの現在の到達点として演奏披露できたのではと思います。春への想いから、ウィーン風舞曲、葬送行進曲、そして地獄から天国へ、とコンサートホール空間一杯に音を届けることができました。
アンコールとしまして、マーラーが交響詩「巨人」(後の交響曲第1番」)の第2楽章として作曲した「花の章」を演奏いたしました。若きマーラーの心情が色濃く表現されたこの曲を体験することで、彼の構想した音楽の全体像がみえました。
本演奏会におきまして、2024年1月の地震に続き、9月の水害によって大きな被害を受けられました能登半島の皆様への義援金を募らせていただき、皆様より27051円のおこころざしをいただきました。日本赤十字社を通じまして、被災地に届けさせていただきました。心より感謝申し上げます。